なんと(必要な)老後資金が「1億円」になりました

あるニュースで「老後資金が1億円」というなぞの数字が出てきました。本当に必要なのでしょうか?考えてみましょう。

2024年では2000万から3000万と言われていた

これは、65歳から90歳あたりまで年金をもらうかどうかにかかわらず1世帯につき毎月26万(2人家族)程度かかるとした試算となっています。

25年(300か月)で支出が7800万。標準的な厚生年金(おおむね月21万)とした場合に25年で6300万。差額で1500万程度の不足が考えられるため物価上昇等も込みで「2000万」というフレーズが出てきました。

当然支出を抑えれば不足額は下がりますし、収入にプラスアルファがあれば不足額自体は減っていきます。これは退職金や生命保険満期、不動産などをそのままにしないで「金融商品など」で運用してください。という流れにつながっています。

2025年ではどうだろうか?

もし2025年3月で退職し2025年4月から年金を早もらいしたとして、考えられる状況はどんな感じでしょうか?最大24%減です。24%減の状態で考えてみましょう。

  • 国民年金:年額831700円の24%割引で「632,092円」(月額 約52675円)
  • 厚生年金:モデルケースで毎月22万(厚生年金部分は15万)とする。これの24%なので「114,000円」とする
  • 合計:166000円 厚生年金モデルまで5万円程度、支出モデルまで10万円程度の不足

それでは支出モデル(毎月26万)に合うためには老後資金はいくらひつようなのか?

60~90歳(30年=360か月)毎月10万なので単純計算で3600万。しかし物価上昇が年2%あると仮定すると30年合計では+1365万増の4965万円。約5000万が必要になります。

これは毎月の支出を26万円固定にしてます。高齢になるにつれて支出が減りますが物価が上昇するので結果的に相殺されているとみなしています。

しかしこのパターンは「現金」で保有している場合のものです。

5000万なんて用意できない・・投資信託を使おう

私が以前から推している「世界のベスト」の毎月分配型はまさに年金(毎月の収入源)として利用できます。

2025年11月22日現在で1万口当たりの分配金が150円(税引き後約120円)、基準価額は8700円前後となっています。

もしこの投資信託の分配金だけで10万円を作ろうと思ったら単純に880万口で「105,600円となります。購入資金も約800万円あれば問題ないですね。

困るのが物価上昇による不足分です。余裕があれば1000万口(約900万円)まで持っておきたいですね。毎月12万円程度の分配金が期待できますので余剰分は預貯金へ回すのがいいでしょう。

この投資信託での分配金はあくまでも年金目減り分の補填として機能させます。このほかに毎月5万円程度の余裕が欲しいわけです。そこは現金で持つことになりますので30年(360か月)分として1800万程度は欲しいところです。

これでおおむね2800~3000万ぐらいあれば、何とか現役時代を維持できそうな形になりそうですね。

50代はもう遅い

実は50代はおそいです。「65歳まで働く」という選択肢を取らないといけません。60歳からは月の収入が10万円として、年金繰り上げ支給をし、もし退職金や保険の満期金で余裕があるなら上記の投資信託に入れて、少しでも回収する方法を取ります。

もし仮に55歳から60歳(5年=60か月)で3000万つくろうとするなら、毎月50万用意しないといけません。50万用意できるならすでに資産はあるわけです。つまり絵に描いた餅になります。せいぜい月5万円で300万が現実的でしょう。

だからこそ「若い時」から少額でいいので積み立てをする必要が出てきます。

30歳から30年「コツコツ」ためると?

もし30歳から60歳まで毎月1万円貯めるとどうなるのでしょうか?単純計算では30年=360か月なので360万貯まります。「360万しか?」と思ったあなたは甘いです。これを上記の投資信託に入れるとどういうことが起こるでしょうか?

1か月目・・分配金120円、2か月目・・分配金240円、3か月目・・分配金360円・・・と毎月分配金が120円ずつ増えていきます(※分配金の変動がなく基準価額が購入平均より下回っていないとき)。

30年後は原資が360万円あるので毎月4.3万円の分配金がある可能性があります。

30年後までこの投資信託が生きていて分配金についても30年間変わらなかったと仮定すると総額で「779万7600円」の分配金が支払われていることになります。全く手付かずそっくりそのまま預貯金に回したとすれば「元本360万」+「分配金779万」となり60歳時点で約1000万の原資を作れている可能性があります。

この分配金を原資に追加投資すれば元本が1000万となり毎月12万円程度の期待値が生まれます。

決して無駄ではないのです。もちろん金融商品なので経済動向で破綻する場合もありますが、破綻するときは世界恐慌などの場合だけなので預貯金を持っていても結局封鎖などの状況になり無一文と変わらなくなります。

ならば投資信託などの金融商品を使って、しかも少額で長く積み立てしたほうが得ということになります。

50代になってからあわてるぐらいなら、いまから始めてください。

究極は生まれたときに「200万」投資

この考え方を進めると、ある地点にたどり着きます「生まれたときに積み立てを始めればいいんじゃね?」と。そうです実はこれが正解の1つです。

上記の1か月1万円。これを子供手当てから捻出したとします「0歳0か月」から「59歳11か月」までの60年(720か月)0歳から15歳までは子供手当てから1万円。16歳から独立するまでは親の手元から1万円、働き始めたら本人が1万円リレー方式で積み上げたとします。

預貯金なら「720万」ですね。まぁ~結構いい額ですが上記の投資信託だと分配金累計額が「31,147,200円」になります。同じ金融商品が60年以上も持つとは思えないので、どこかで解散、現金化はしてると思いますが似たようなところを渡り歩けば問題は無いかと思います。

さて、あくまでもうまく行った場合のシミュレーションですが3000万ですね。最低ラインはクリアです。もうわかりましたよね?長期間の積み立てが結果的に資産形成の役に立ちます。

そこで究極は「生後お祝いで200万円投資」です。

200万円投資時の運用方法

これは親やその上の世代からの譲与という形で「親の名義」で投資信託に200万入れます。

その後上記の「毎月1万円積み立て」を実施しますがその際「200万」の分配金が生きてきます。そう毎月2.4万円の分配期待値があるので、そのうちの1万円を預貯金に、のこりを「子供手当てと同額」として保管します。これにより行政からの子供手当て分はちゃんと子育て費用として使うことができます。

18歳になり「大学へ行きたい」となったとしましょう。もし2025年と同様の資金が必要とするのなら国公立で500~600万程度、私立だと1000~4000万程度となり私立だったとしても1000万当たりが壁になると思います。

ここで先ほどの投資信託の分配金が生きてきます。毎月2.4万円なら18年間で518万円ほどの累計があります。余計なことに使わずきちんと残しておけば大学の初期費用ぐらいは出てきます。

そしてここがミソですがこの518万円の半分、約250万を投資元本に組み込んでいた場合18歳の時点では、毎月5.4万円程度の分配金が見込めます。預貯金で250万ありますので公立ならほぼ㌧、私立ならあと1000万ぐらいまで教育ローンで賄うことができます。

さて、無事に教育ローンが終わったとしましょう。その間は投資信託の増資は無し(約450万のまま)毎月の分配が5.4万円の期待値がありますのでそのうち5万円を「子供名義」で投資信託に積みなおしをします。

積みなおしする理由は「贈与税」がかかるからです。または親が死亡時は「相続税」ですね。

預貯金に関しては子供の名前で親が管理はできますが証券口座に関しては「ジュニアNISA」が廃止になってしまったのでいったん預貯金で迂回し本人が再度積みなおしする。という手順を踏まないといけません。ある程度貯まってからだと税の対象になりますので計算が複雑になります。

さて、気が付けば60歳、450万を30歳から60歳まで運用した場合は毎月5万円の360か月なので1800万の預貯金がある計算にになります。あとは、子供本人が単独でどれだけ積んだのか?によりますね。

ざっくりとですが生まれたときに200万投資し経済的な波乱がなく60年過ごせば家計持ち出しをしなくても「自分年金の原資」は作れる可能性があることがわかりました。

行政が税金で行えばいいのでは?

はい、これが究極の「子供手当て~年金原資」作成の答えになります。

生まれたときに「行政(主に国)」から奨励金として200万支給されます。しかしこの200万を親に渡すと使ってしまいます。そこで「行政(国)」が新生児の名前で口座を作り200万を送金、指定投資信託に入れて寝かします。

0歳から15歳まではこの200万の運用実績から規定分を支払い、不足は「税金」で補填します。

16歳から60歳までは複利元本組み込みで寝かせて「60歳」生存時に本人へ通知します(年金として)

つまり行政(国)としては初期費用の200万と運営手数料のみで新規税をかける必要がなくなります。(ただし補填用の「税」は毎年計上し余った場合は別基金に逃がすという構図が必要)

出生時200万かかるので一度に出る金額は大きいですが長い目で見れば余計な税金を使わなくて済むことになります。

でも行政でこれを行うのは「制度を一から作り直す覚悟」がないとできません。なので実際問題としては個人で行う必要があります。

制度の見直しと「ジュニアNISA」の復活

今後の行政に期待するのは「投資国家」を目指す以上、人的投資、金融投資、税の無駄遣いを減らすという観点から制度の見直しと、「ジュニアNISA」の復活です。

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