退職間近の投資信託※2024/02/17追記

こんにちわーこんばんわー。

2024年から新NISAが始まり、ちょっとした社会系の週刊誌やTV、とくにNHKでも特集が組まれるぐらい注目を集めるような動き方をしています。

これは、急に一時金を手にした人が、間違って運用してしまうことを恐れたものと、恐れているがゆえに「こう使えば、危険度が減りますよ」ということを伝えたい。というものです。

投資は、本来は「目的」がありそこに向かっての手段としてのものです。

若いうちは目的が多岐にわたるので、がむしゃらに何でもいいから投資するという動きになりますが、退職間近な人はそうはいきません。

収入が減るのを少しでもカバーできるような投資をする必要があります。

生活費補填としての投資

株には配当金というものがありETFや投資信託には分配金と呼ばれる過剰資本からの払い出し金があります。

生活費の補填として投資をする場合はこの「配当金」や「分配金」を目当てに購入することになります。

できれば毎月、毎月が上手くないのであれば2か月に1回、または3か月に1回、半年に1回、無配当で定期的におろす。ということを考えながら選んでいきます。

以下は「私ならこうする」というのを載せています。

毎月分配金をもらう(投資信託)※生活費のあてとする場合

できる限り手数料が安く、毎月の分配金が高いもの(高いということはリスクも高い)を選んでいきます。

私がこの記事書いてる時点で買うなら1択です。「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」愛称『世界のベスト』ですね。過去に簡単な説明をしてますので、よければご覧ください。

※過去記事はこちら→年率17%という投資信託 – さゆりんママの雑記ブログ (sayurinnmama.com)

さて、手数料引かれてもおおよそ13%/年を期待することができます。

もし1000万入れれるなら月あたり10~12万、500万なら5~6万ですね。

国民年金がひと月大体5万円前後なので、少なくてもこの辺りは欲しいところです。

2か月ごとに分配金をもらう(ETF)

毎月分配はリスクがあるし手数料も高いからちょっと手が出せない。ということであれば、多少分配金は下がりますがリスクもおそらく下がると思われるETFがあります。

(1566)「上場新興国債権」

奇数月に1株(1口)あたり350~400円あたりを期待することができます。

2024/01/12現在で1口=48710円、ここ3回の配当を加味して1回385円として、年率4.7%あたり。数字だけ見ればまぁまぁいい部類になります。新NISAの「成長投資枠」対応です。税金も特に気にしないでいいですね。

ただ、単価が高いので、月5万円(2か月で10万円)もらおうとすると、260口(1270万前後)必要になります。ちょっと手を出しにくいですね。1000万円分(約200口)購入で2か月ごとに7~8万円をもらう感覚でなら、問題ないと思います。

3か月ごとに分配金をもらう(ETF)

よりリスクを減らす場合で、かつ、何回も分配金をもらいたい場合は四半期ごとに支払いがあるものがおすすめとなります。

(1476)Iシェアーズ・コアJリート

2・5・8・11月に分配金の支払いがあります。価格は1株(1口)あたり1750~2200円おおよそですが1850円あたりを基準として高い時は2000円台へ安い時は1700円台へ動く感じがあります。伸びませんが崩れる心配も少ないです。ただ、投資先は日本の不動産。ここがネックですね。

分配金については、直近3回で1回あたり18円前後の支払いがあります。価格を1900円と見た場合毎回1%前後、年間で4%をすこし下回る感じですね。

1000万円分購入で毎回10万円の分配金があると考えます。わかりやすくていいですが、3か月に1回10万(毎月3万円程度)となるとちょっと寂しいですね。ただこちらも新NISA「成長投資枠」対象です。税金がかかりません。

3か月に1回ボーナスがくる・・・。とおもって購入したほうがいいでしょう。

半年に1回(個別株)

半年に1回。それこそボーナスのような感覚で配当金をもらいたい方は多いと思います。

ただ株は、その会社が永遠に継続できる。ということが見えないと買えないんですよね~。そこで個別株はある程度知識と経験があってからか、明らかにチャンスのとき以外は手を出さないほうが無難です。

それでも買いたいなら、次がおすすめです。

(9432)日本電信電話会社(NTT)

2024/01/12現在、1株当たり180.4円100口以上100口単位での購入となります。ただし単位未満株の取り引きができる証券会社を経由するなら1口単位で購入できます。

さて、配当ですが1株当たり2.5円前後年間で5円を予定しています。2.7%/年ということでちょっと少ないですね。しかし、大崩れすることはありません。

55000株買えたとしましょう。137500円を半年に1回もらえます。金額だけで見ればもらった気にはなりますが、ボーナスとしての感覚で生活費の補填という点では弱いですね。

投資商品の分配金だけで生活するのは厳しい

結論から言うと、投資商品の分配・配当だけで生活費をねん出するのは、相当な原資がないと厳しいということがわかります。しかし、年金の繰り上げ受給や、定年後もなにがしかの職について稼ぎを安定させるなどの工夫があれば、投資信託等の分配金が生活費の補填となり、少し余裕のある暮らしができるようになります。

理想は原資2000万

原資の理想は生活状態にもよりますが、毎月15万円程度用意したい、ということであれば2000万必要になります。

~内訳~

  • 1000万→世界のベスト→毎月10万円以上を確保
  • 500万→NTT株→半年に1回6万円前後
  • 500万→手許現金→毎月5万円取り崩し(100か月=約8年)

このほかに60歳以上で年金に加入していれば年金を早もらいするなどの方法で毎月の収入を15~20万確保することができます。

手元資金がなくなる8年の間に生活を見直して、よりお金がかからないようにする努力も必要です。

退職金がある場合※2024/02/17追記

さて、追加記事として2024/02/17に書いていますが、3月末で退職する場合、そろそろどうするのか?どのくらいの金額をもらえるのか?継続して働けるのか?転職するのか?などの事柄がそろう時期です。

ここであわてて、「投資に全額突っ込む」ということが無いように。改めて注意していきたいと思います。

退職金は支払いを優先する

これ、意外と忘れてる方がいると思います。特にローン系ですね。住宅や自動車はもちろん教育や個人消費もあります。特に個人消費系は収入が安定しないことから限度額の減算や新規貸し出しをロックする。ということもあるかもしれません。

まず、自分名義のものがどのくらいどの程度の金額あるのかを確認して、できることなら退職前に清算しておきましょう。

投資は「余ったお金」でする。

1000万で毎月10万円を知らしめようとしていますが、退職金が1000万の場合はやめてください。どうしても投資するなら半分にしましょう。

特に支払い関係を退職金に依存している場合はなおさらです。上記の通りまず支払いを優先してください。そして余ったお金を投資してください。

結果退職前から投資することになる

今年すぐ退職予定の人は、申し訳ありません。しかし、結果的に若いうちから少額でもいいのでコツコツ貯めていかなければ、いざそれなりの大金(一時金)が手に入っても使う先が決まっていて、結局投資できない。という事態も想定できます。

若いうちから積み立てしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました