こんにちわー、こんばんわー。
連日テレビや新聞、週刊誌などでも取り上げてる「新NISA」ですが、あわてて購入してる人はいると思います。
しかし、情報が多すぎて、実際何に手を出していいのかわからない。という人もいるでしょう。
このコーナーでは、40歳の人が60歳を迎えるにあたって、できるだけ少額で毎月積み立てするとどうなるのか?について考えてみたいと思います。
積み立て目的の設定
一番重要な「目的」を決めます。今回は40歳から始めて60歳まで「20年後」の自分にすこしでも資産を残せるように取り組むことを目的とします。
- 毎月積み立て(5000円~1万円)
- 期間:20年(240か月)
- 積み立て方法:「新NISAの積み立て枠」を使う
- あわせて現金の積み立て預貯金もする
では、毎月5000円できたとして20年後の予測値を確認していきます。
ざっくりとしたシミュレーション
ものすごく雑な計算をして、おおよそこのくらいの期待値。というのを出します。
- 現金:120万(5000円×240か月)
- 「新NISAの積み立て枠」(3%/年運用時):約164万円
合計280万円となります。
う~~ん?思ったより増えてない?と思ったあなたは正解です。年3%、しかも毎月5000円ですので原資が少ないため増える金額もすくないのです。しかし、原資120万から見た期待値は+44万円です。35%以上増えています。問題はないはずです。
ただ注意点があります。政府のインフレ目標値は2%といわれています。毎年2%上がる場合20年後の価格はどうなっているのでしょうか?
10年で約1.2倍、15年で1.34倍、20年で1.48倍になります。
ということは240万の原資に対して、20年後は360万になってないと実質「マイナス」ということになります。上の例で行くと約80万のマイナスですね。現金積み立て分が物価上昇に対応できていません。
とはいえ、投資失敗のリスクを考えると現金での積み立ても必要となります。5年ごとに積み立て金額を増やすなどの工夫が必要になりますね。
さて、60歳に280万ほどの資金を作ることができることがわかりました。問題は、これで足りるかどうか?です。
足りない場合は毎月の積み立てを増やすしかありません。
毎月1万円(現金積み立ては5000円)の場合
上記の条件で、積み立てNISA枠を毎月1万円にしたらどうなるのでしょうか?
ざっくりとしてですが、約328万円となり2倍の期待値になります。元手が2倍なので当たり前ですね。
この場合は、貯蓄分と合わせて原資が360万ですが、期待値として448万円ほどあります。物価上昇には追い付いていませんが、それでも一時資産として450万円ほどあるなら、使い道は増えそうですね。
物価上昇分に追いつきたい場合はさらに投資額を増やす必要があります。
毎月2万円(現金積み立ては5000円)の場合
毎月2万円のときは積み立て原資が480万円で期待値が約656万円になります。
元手合計600万が約726万となり、物価上昇分には追い付いていませんが、かなりいい金額にはなっています。60歳時点で700万超えの資産があれば少し余裕はあるでしょう。
4%以上が期待できる商品を選ぶ
上記シミュレーションでは3%で確認しましたが、6%以上あるとまた話は変わってきます。
毎月1万円を6%運用20年の場合期待値は460万になります。ほぼ2倍ですね。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
過去5年で評価額が約1万円から約2万円に上がっています。ここだけ見ると5年で2倍なったと言えるでしょう。もしこの傾向が続くなら、これから5年でさらに1万、つまり1.5倍になり、さらに5年後(累計10年後)には4万円台(2倍)、さらに5年後(15年後)には5万円台(2.5倍)さらに5年後(累計20年後)6万円台(3倍)なってると予測したとしましょう。
20年で3倍(+200%)ということは単年で10%の利回りをだしてる。ということです。複利なら5.6%前後の成績ということになります。
そして、これからの世界経済を考えると、日本は人口減で衰退が予測されていますが、全世界では、特にメキシコ・ブラジル・インドでは人口増と経済発展が見込まれています。
どこかの地域に限定投資する・・というよりは全世界(といっても主にアメリカ・欧州・南米+インド)に投資したほうがミスが起こりにくいと判断することができます。
まぁ~だからこそ人気NO.1なわけです。
個人で見つけ出すのは難しい
人が選んでいないけど、これから伸びるであろう投資商品はあると思います。しかし個人で見つけるのは難しいし詐欺にも会いやすくなります。
まずは人気でも投資を開始して、時間に余裕が出てきたら他の物を探すチャレンジをしてもいいのではないのでしょうか?
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